打ちこみ稽古

理系大卒社会人です。 趣味のゲームやアニメについて書いてます。スプラトゥーン2/ウデマエX/パワー2600/BeatmaniaⅡDX/SP皆伝

これから響け!ユーフォニアムを見る・読む方へ~アニメ、原作小説、映画の順番についてのまとめ〰(ネタバレ無し)

みなさまこんにちは。

 

今回は、最近映画三部作がついに終了した響け!ユーフォニアムについての記事です。

 

私はこの作品が大好きですが、このシリーズが始まって5年以上が経ち、本編、番外編、アニメ、映画と次々と作品が発表されるにしたがい自分でも時系列や順番を抑えたいことやこれからユーフォシリーズを見たい方がどのような順番で見れば良いのかを伝えたくてまとめるにいたりました。

 

目次

 

 

時系列まとめ 

はじめにすべての作品の時系列をまとめた画像を示します。基本的に番号順に時間が流れます。

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響けユーフォニアムの作品まとめ


基本的には時系列やエピソードの補完の点から、数字の順番に読むことを強くおすすめします。以下におすすめの視聴順やありそうな疑問を補足しました。更に下にはそれぞれの作品の詳細についてあらすじと軽い所感を書きました。

視聴順例

・原作と比べつつコンテンツのすべてを楽しみたいガチな人向け

①→アニメ1期→②③→アニメ2期→④⑤⑥⑦⑧→映画三部作→⑨⑩

 

・話に被りが無く一通り網羅したい

①orアニメ1期→②③orアニメ2期→④⑤⑥⑦⑧→(映画三部作)→⑨⑩

 

・原作と比べなくていいから、とりあえずストーリーを知りたい

アニメ1期(または映画(1期))→アニメ2期→⑦⑧⑩→映画三部作

 

・アニメは見たけど他のも見たい

④⑥⑨(アニメに対応した番外編)

 

・映画に対応する部分を見たい

それぞれ上の画像の矢印を逆走しましょう。

 

 

よくありそうな質問(実際に来たことはない)

Q.友人からユーフォシリーズを勧められました。何も知らないですが、どれから見れば良いですか?

A.アニメ、映画についてはどこから見てもストーリーはつかめるようになっているので、もしも友人から勧められたものがあればそこから見ても良いと思います。個人的なおすすめは、上にも書いたように、アニメ1期を見て面白いと思ったら以降は原作小説→そこに対応するアニメ、映画を時系列順に追いかけるといった流れです。(アニメ→原作でも一応OK)

ちなみに、ストーリーについてネタバレを一切に見たくないという人は先のシリーズのあらすじを含めてすべてシャットアウトすることをおすすめします。(このページでは直接的なネタバレはさけていますが、確実性のためにここでブラウザバックしたほうが良いです。)

 

Q.アニメと映画だけで原作の内容はカバーできますか?

A.1,2年生編に関して言えば、アニメと劇場版三部作で大まかなストーリーをカバーすることはできます。ただし、先ほどの画像で示したようにアニメ2期、映画については放映時間に対して原作の量が多いため細かい点はカバーできていない部分もあります。アニメを見てハマったら原作を読むといったスタイルでも良いと思います。

なお、映像作品でカバーできていない部分は、番外編(④⑤⑥)と三年生編(⑩)となります。

 

Q.百合厨です。リズと青い鳥を見たのですが原作を読むならどれが良いですか?

A.本当は全部読んでほしいですが、のぞみぞの関係だけを追いたいなら②→⑦→⑧の順番に読みましょう。⑦⑧が映画の内容に対応していて、②はこの二人のエピソードに強く焦点が当てられているので。

 

Q.一年生編の映画ってアニメと原作の内容と被ってるし見なくても大丈夫?

A.最初の映画の「北宇治高校吹奏楽部へようこそ」はほぼアニメ1期の総集編なのでアニメを見ている場合には見なくてもまあいいかなあとも思います。劇場三部作の「届けたいメロディ」についてはアニメで演奏されなかった曲や描写が含まれているため是非視聴をおすすめします。

 

作品の簡単な説明(時系列まとめの番号に対応しています)

原作

①響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ

 一番最初の物語になります。当初、作者の武田さんは続編があるかは考えていなかったこともあり、これ一冊で話はまとまっています。主人公である黄前久美子と低音パート、トランペットパートの話が中心となり、入部から一年生の京都府コンクールまでの話となります。厳しい部活、めんどくさい人間関係、実力主義、恋愛などユーフォの基本が詰まっていて面白いです。物語のあらすじは公式ページに上手な文章でまとめられているのでそちらを是非ご参照ください。

 

 

②響け! ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏

 前作の続編です。この巻の中心人物は二年生の鎧塚みぞれと傘木希美。リズと青い鳥でこの作品に興味を持った人はこの二人の二年生時代の問題を見ることができるので是非読みましょう。

 

 

③響け! ユーフォニアム 3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機

一年生編の最終作。この巻が発売されたときにも武田さんはこれでユーフォは一区切りとおっしゃっていました(ドラゴンボール並みに続いていますが,,,)。 中心人物は低音パートリーダー田中あすか。いままで明らかにならなかった彼女の人格が少しずつ分かるようになります。ここまでの3作は1巻をもとに展開しているのでできればすべて読みたいですね。

 

④響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話

 一年生編の番外編となります。本編が久美子視点で動くのに対して番外編では様々なキャラの視点で話が進みます。短編集となっているので、低音メンバーや葵、秀一、南中メンバーなどが本編の影でどのように行動していたかが見られて面白いです。秀一と久美子の話はここに収録されています。

 

 

⑤響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ 前編・後編

 北宇治高校から離れた番外編です。久美子の中学時代の同級生の佐々木梓が主人公で、立華高校を舞台とした物語となります。本編の一年生編と同じ時間軸で進むためネタバレが嫌な人は先にそちらを読みましょう。弱小から強くなる北宇治とは異なり立華高校はいわゆる強豪です。今までのユーフォと同様に描写がうまいのはもちろん、強豪部活での人間関係、上手い人と下手な人などが描かれております。

 

 

⑥響け! ユーフォニアム 北宇治高校の吹奏楽部日誌

 こちらも番外編となります。北宇治と立華の合同演奏、久美子とみぞれが担当の定期コンサートの二本立てとなっているため、今までのシリーズを読んでいる人向けのボーナスステージの位置づけだと思います。最後の章では作者インタビューが10000字と、吹奏楽部豆知識、キャラクタープロファイルが書かれています。必見です。

 

 

響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編

 ここから二年生編です。主に入部からオーディションまで。映画誓いのフィナーレはこの巻からのエピソードが中心です。

響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編

 主に大会の話が中心です。映画リズと青い鳥のエピソードはこの巻からのエピソードが中心となります。

 

 

響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話

 ④響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話

と同様の二年生編の短編集です。主に南中の四人が中心ですが、個人的には後藤と梨子先輩の話が大好きです。

 

 

響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編

 三年生編です。一年生のときは組織の末端として、二年生では中間管理職として、ついにまとめる代になった久美子達を見るだけで面白いです。それぞれの学年への対応、特に後輩への立ち回りが増えてきたことが特徴です。強豪校から転校してきたユーフォ奏者、長年組織にいると気づかない「当たり前」に対する認識が見どころでした。

 

 

今後の発売予定

 2019/6月に三年生編の後編が発売されます。

二回目のオーディションが怖いですね、どうなるのか楽しみです。

 

 

 

 

アニメ


TVアニメ『響け!ユーフォニアム』 

原作①の内容に相当します。アニメの良いところは演奏シーンと行動描写とOP、EDです。 音楽に関する作品なので文字だけでは表現できない部分を最大限活かしていると思います。個人的には1期がテンポもゆっくり目で描写も丁寧で一番好きです。

 

 
TVアニメ『響け!ユーフォニアム2』

 原作②③の内容に相当します。1期と同じ話数で倍の原作を賄っているため若干駆け足です。2期の見どころはなんといっても演奏シーンです。5話の三日月の舞は歴史に残る1話だと思います。

 

映画

 劇場版 響け! ユーフォニアム ~北宇治高校吹奏楽部にようこそ~

 アニメ1期の総集編です。(おしまい)正直見どころはあまりないです。

 

 劇場版 響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~

アニメ2期の総集編という位置づけですが必見です。2期の中でも特に田中あすかに関する話を中心に取り上げていて、アニメよりも分かりやすい構成で話の核が見えやすいです(賛否両論ありますが)。総集編ですが追加の演奏パートもあり、新たな作品として十分楽しむことができます。

 
リズと青い鳥

 原作小説⑦⑧に対応する映画その1。特徴としては、作画が他のユーフォシリーズと異なること(タイトルにユーフォもありません)とこの作品に関しては他の作品とのつながりをわかりやすくはしていない点があります(新規や初見向け?)

ツイッターでは百合を求める人から多大なる絶賛を受けていましたし、上映から一年以上経過しても話題になっていてガルパンを思い出しました。

 昔感想記事も書いたのでよろしければ。

masa-beat.hatenablog.jp

 

 劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~

  原作小説⑦⑧に対応する映画その2。こちらは新一年生に焦点を当てた話です。王道ユーフォの続編ですがとにかく密度が濃い。上映時間100分のうち1カットも無駄なコマがなく、話の進行や人間関係を表現するために使われています。今までのユーフォの制作の良いところを集めた作品です。感想書こうと思っていたら一ヶ月経ってしまった

 

最後に

記事にして気づきましたが、ユーフォの小説って11作も出ていたんですね。。。 

本棚から取り出したら量の多さに驚きました。この作品(武田先生の作品全般ですが)の面白さは人間関係と心情にあると思っています。また、学生の頃部活動に真剣に打ち込んだ人なら共感できる内容も多いです。(私の吹部出身の友達は読んだら昔のトラウマが甦ったと言っていましたが)

興味がある方には是非読んでいただきたいです。