SP皆伝に合格したので練習法まとめ【beatmania IIDX】
2021/5/5にbeatmania iidxのSP皆伝に合格しました。
皆伝に合格したらそれまでの練習について書きたいと思っていたので、自分自身への忘備録を兼ねてブログを更新します。
皆伝取得において一番身近なアドバイスができるのは皆伝を取得したばかりの人だと思うのでこれから皆伝を目指す人の参考になれればと思います。
私自身がなるべく早く皆伝に合格することだけを考えてプレイしていたので、そこに着目した上達方法が中心となります。
2021/10/19:地力A+の内容と一部構成を編集しました。
目次
自分について
プレーサイド:1P
運指:1048+手首皿(皿曲のみ3:5半固定+べちゃ)
環境:ACのみ(旧筐体)、緑数字286白数字LIFT400
段位:PENDUAL~SINOBUZで中伝取得後一度休止。2021年の3月からHVで再開。
☆11にAAAが一つもないクリアラーです
一度、中伝を取得した段階で弐寺から離れたためSINOBUZ以前の記憶はほとんどないです。そのため復帰後に着目して書きます。
皆伝を目指す人に特に伝えたいこと
なるべく早く一発で合格する
皆伝に合格するというのは、皆伝曲目の流れが灼熱→卑弥呼→冥であるということが変わらない限り、「灼熱と卑弥呼をゲージ何%でもいいから抜けて、冥の低速に入るまででゲージを100%まで回復して低速加速を頑張って叩くこと」ができれば十分です。
これに対応するのが以下の3つの能力だと思います
1.灼熱を耐えるだけの最低限の皿力
2.卑弥呼の後半を耐えるだけの地力
3.冥の低速でゲージが削られないための低速力
卑弥呼を抜けられるだけの地力を持つ人は冥の低速前でゲージを100%まで回復するのは十分に可能だと思います。ただし、一つだけ条件があります。
段位曲に癖がついていないことです。(早期合格で一番重要)
段位で一番怖いのは癖がつくことです。私は段位の冥は合計3回プレイしましたが、2回目の時点で前半に癖が付きかけました。一度段位を受けたら最低一週間は期間を置きましょう。調子のバロメータとして皆伝を受けるのではなく、確実に仕留めきる自信がある日だけ受験することをすすめます。段位曲の正規譜面は受験当日に初めて見るのがベストです。
また、一定の地力がつくまで皆伝を絶対に受験しないようにしましょう。
私はメンデスクエルバドマニのハード、クロペンのイージーができるまでは何があっても皆伝を受けないように決めていました。
この指標は鍵盤力と皿複合力(いわゆる地力です)としてはそれなりに適切ですし、皆伝を受けるための最低ラインかと思います。
結果的にそれから一ヶ月半ほど後に地力Sに2つハード、地力Sの8割をイージーしてから合格しましたが、皆伝に合格した日もクロペンがイージーできる程度の調子でした。
この地力に加え連皿と低速を対策すれば実力としては十分なはずです。
上達するためにはどんな手段でも取り入れる
皆伝攻略サイトを見る、譜面動画を見る、うまいプレイヤーの配信を見るなどして、自分の手札や考え方を増やしていくことが上達に繋がります。私は現状分析と目標までの距離は常に意識していました。特に効果があったのは運指変更です。
昔から1048式を使っていましたが、地力Bから地力Aの皿複合曲がハードできないときに一度成長が停滞しました。Blue Rain†をハードしていて地力Dが全白じゃなかったぐらいに皿が苦手でした。イージー特攻はConfiserieのアシ易が限界ぐらいでした。
そこで手首皿への運指変更を考えました。手首皿を使うと8分以下の皿が繋がりやすくなるのは知っていましたが、なんとなく手首皿を敬遠していたため昔から選択肢に入れていませんでした。試してもいないのに大した実力も持っていない自分があれこれ文句を言うのもどうかと思って一週間ほど試してみたら、これがハマりました。
手首皿への矯正は1048式からの転向だったこともあり、2週間で最小BPが以前と変わらなくなりランプ更新もできるようになりました。手首皿を始めたのが皆伝合格2ヶ月前なので矯正後に一気に上達しました。
冥の低速加速地帯、卑弥呼の後半、メンデスを含む地力A以下のハードに関しては手首皿を使っていなければ皆伝取得が半年~1年は遅れたのでは無いかと思います。
私はたまたまハマっただけかもしれませんが、上達に使えそうな方法は自分が納得したうえで色々試したほうが良いと思います。安いプライドは捨てましょう、どうせ誰も自分のプレイなんて見てないです。
毎日練習時間を確保する
私は仕事が忙しい時以外は平日・休日ともに10クレ程度プレイするようにしていました。 集中力の限界が来たらやめていたので、大体10クレ前後に落ち着きます。残業3桁台の月もありましたが何とか月100クレプレイして地力は維持していました。今思うと狂気ですね。
音ゲーはスポーツに近いので、できるだけ毎日プレイしたほうが地力が落ちないと思います。ただし、体調が悪い、腕が痛い、集中できないなどの場合は休むべきです。無駄な練習をせず、継続的に取り組むことが重要です。
スコアに執着しすぎない
これは中伝後期~現在までで気づいたのですが、スコアを狙う場合とコンボを繋ぐ場合では押し方や認識の仕方が全く違います。スコアを狙おうとした場合、私はAA穴も満足に押せません。スコアと発狂ごまかしはトレードオフの関係で、段位を抜けるためには後者のほうが大事です。ただし、スコアについては黃グレまでは回復量が変わるのでGOOD以下を黃グレにすることは意識した方がいいです。
それと、ライバルスコアを意識しすぎるのも良くないと思います。私は同じレベルの友達がいないのでライバル0でやってました。
アリーナモードをやりすぎない
ある程度スコア力のある皆伝の人以外にとってはあまりやる価値がないと思ってます。アリーナで投げられる曲をプレイするよりも自分で考えたメニューをこなすほうが練習価値も高いです(あと、結局上位の人に勝てませんし)
特定のランプ更新にこだわりすぎない
上達する上でマイルストーンとなる曲のランプがあります。有名なのはお菓子ハード、三闘神ハードなどですね。たとえばメンデスをハードできたら一つの地力の指標になるかもしれませんが、ハードまでに何百回とリトライして場合はその時間がもったいないと思います。
現在の☆12には練習曲が多くあるため、一つの曲にこだわる必要は無いです。それよりも多くの曲に触れたほうがいいです。私はColorful Cookieに癖が付きすぎて、共鳴遊戯の華をハードしたあとにハードをつけましたが、指標ってのはそんなもんです。(癖はおそろしいです)
それと、私はPフリーをほとんど使いませんでした。粘着して得られたクリアランプにそこまで価値を感じなかったのと、Pフリーのときのインターバルの短さで集中力が普段よりも下がるためです。
練習を開始する前に
・☆12参考表、CPIに登録する
無料なのでまずは、☆12参考表にユーザー登録しましょう。(もう大半の人がしているかと思いますが)いわゆる地力A、地力Bなどという表現を使っていますが、このサイトの難易度基準です。ランプは手動更新となります。
CPIというサイトも同じく地力表のサイトです。
こちらは、登録者のクリアランプ状況から統計処理を施して、相対的な難易度表を作成した比較的新しいサイトです。自分のクリアランプを登録するためにはコナミのプレミアムコースに登録する必要がありますが、個人的にはこちらのサイトのほうが体感の難易度と一致しています(特に地力A以降の難易度が細分化されているのが良いです)。ランプはcsvファイルをアップロードするだけで自動更新されます。
・イージーとハードランプで更新する
基本的な地力上げの方針ですが、強烈なラス殺しを除き初見の楽曲はイージーランプで埋めて、BPが50前後まで減ったタイミングでハードランプで再度埋めるといった流れで進めました。
イージーは高密度のごまかし力、最低限のゲージ維持力を確認するためで自分の地力の上限を伸ばす練習になります。
ハードは簡単な部分でミスをしないことと、難所でのBPを抑えること、一曲全体を通じて集中する練習になります。
アシストイージー(アシ易)、ノマゲはイージーの、EXハードはハードの互換ランプであるため、皆伝を狙う段階で積極的に選択する必要は無いです。ただし、高難易度についてはアシ易を挟むことでモチベーションを維持したり、ノマゲを使うことで、一度ランプをつけただけの曲を振り返る機会になったりするので自分と相談しましょう。私は地力Sでアシ易、A+からノマゲを併用するようにしました。
・高速曲を多めに選曲する
皆伝曲最難関の卑弥呼と冥はBPM180以上の高速曲になります。
卑弥呼の最高BPMは185、冥は200です。同じ16分乱打でもBPMが異なると求められる運指速度も異なります。もちろん常に高速曲だけを選ぶ必要はありませんが、なるべくBPM180以上の曲を選曲するようにしましょう。後述する練習曲も高速曲が中心です。
地力上げ詳細
復帰したて~中伝取得まで
久しぶりにプレイをする人や本腰を入れ直してプレイする人は、はじめに運指や判定、緑数字や白数字などプレイの基本的な環境について考えましょう。今までこれでやっていたからという理由だけで昔のスタイルを続けるのはもったいないです。
現在はランカーの人たちの環境や考え方についても調べれば出てくるので自分にとってやりやすい緑数字を探すのに数日かかったとしても無駄にはなりません。
さて、中伝取得までですが、地力B+イージーでワンチャンスあるかと思います。私は津軽雪、Shooting Fireballにイージーがついた日に合格しました。
ただし、焦って中伝を取る必要は無いです。理由は2つあり、1つは課題曲として採用されがちなバドマニメンデスに癖がつくと後のハード埋めに響くこと(特にバドマニは正規当たりだから要注意)、もう一つはいずれ皆伝を取るのであれば通過点である中伝は必ず取れるからです。少し長い目で見たほうがいいです。
この段階では☆12のどの難易度まで自分が押せるのかを意識しましょう。たとえば地力DのAAがイージーなら安定するが、地力Cのトリカゴだと安定しない場合であれば地力Cに特攻しつつ地力D以下の譜面のBPを減らすといったように適正難易度帯の前後1つの曲をひたすら回すのが良いです。
乱打なら地力Bも押せるが皿複合はDが限界といったように人によって譜面傾向ごとに特攻できる難易度が変わることも良く起きるはずですが、可能でしたら苦手分野の引き上げを優先的におこないましょう。
また、適正難易度より上の曲は一般にラス殺しが激しくなっていきます。それを捌けるようになるためには特攻をするしかありません。バランスを取って練習しましょう。
☆12の特攻については、ステップアップモードがおすすめです。100円で☆12が3曲遊べますし120円払えば土曜日以外でも、12の復習フォルダが選択できます。私はステップアップのおかげでランプ更新がかなり早くなりました。
また、mosaicのような同時押し譜面やFeel the Beatのような皿複合が苦手な場合は特攻も大事ですが、☆11の基礎的な譜面のBPを減らすことも有効です。スタンダードの1,2曲目は自分の苦手な傾向の☆11の曲をプレイしましょう。
この時期は1.2曲目は苦手分野の☆11曲、3曲目にGAIA、Idola、Brokenなど中速-高速乱打をよく選び、4曲目に地力B、B+に特攻していました。地力B、Cのフォルダ周回が有効です。
地力Aイージーまで
中伝合格おめでとうございます。ここからは難易度が1つ上がるたびに壁があるイメージですがやることは今までと同じです。
地力Bができるようになると、いずれ地力B+にも得意曲ならランプがつくといった状況が来るかと思います。まずは地力B+以下の攻略を進め、半分ほど埋まった段階で地力Aに挑んでみましょう。
地力B+以下とAではラス殺しの強さが一気に変わります。この辺りから、単曲あたりに有効なオプションや体力配分などを考えた上で何度も試行錯誤することになるかもしれません。まあ必死に段位抜けしたバドマニやメンデスがいる難易度帯なので妥当といえば妥当です。
私が最初にイージーをつけたのはTriple Counterです。全体が高密度なタイプの譜面なので一箇所でもできればなんとかなります。Blue Rain†、G59なども早期につきましたが、一方で簡単と言われているEXUSIAは最後5曲以内まで残りました。クリアでも個人差が大きくなってきます。
攻略に関しては、これなら何とかできそうだと思う譜面に何度か挑戦することや、津軽雪のような中盤だけ難しくてイージーは地力A未満だけどハードは地力Aの曲も選曲するのがおすすめです。津軽雪は曲も良いのでよく遊んでました。
地力Aで私が特に時間がかかったのはワキシ、バドマニ、メンデスです。同時押しと皿が苦手でした。天空の夜明けのような量産型物量に関しては外れるとBP180ぐらいは出ましたが何度か挑戦するうちに見えるようになりました。
それと、苦手分野を潰すという点でこの時期までには☆11のソフランと縦連以外の曲は一通りハードしておくと良いです。皿曲対策については後述しますが、灼熱対策にも繋がります。
バドマニ、天空の夜明け、お菓子の王国あたりにイージーがついたら地力A+にも挑戦して良いのではないかと思います。
追記
*地力A+の曲群について
触れるのを忘れていましたが地力A+は地力BとB+の関係と似ています。
道中は地力Aの難しい部分が中心で、地力Sほどのラス殺しの強さの無い譜面が多いです。
したがって、地力Aが埋まってくる段階で自然と挑戦できるはずです。
また、次の地力Sの項で個別曲名を挙げましたが、良質な練習曲が多いです。
地力S、1曲目イージーまで
地力Sはラス殺しが強烈なものが多く再度壁を感じることになります。おそらく最初のイージー(ハードも)は共鳴遊戯の華かECHIDNAになると思います。どちらも比較的落ち着いた密度で発狂も短めなので噛み合えばイージーがつきやすいです。
地力Sは良曲が多いので高密度に慣れるためにもクリアできなくても周回しましょう。
特に共鳴遊戯とSigmundは地力Sに食らいついていくための認識と体力を鍛える上で非常に練習になります。
また、駅猫や嘆きはランプがつけやすいですがラス殺しや局所難のみなので地力向上に繋がりにくいですし、Carminaやクロペンのように地力S+に片足突っ込んでいて難しすぎるものもあり同難易度帯で差が広くなります。
地力Sがまだ厳しい人は地力A+の煉獄のエルフェリアやFeel The Beat†(中盤に地力Sが降ってくる)、Ancient Scapes†やCHRONO DIVER -NORNIR-†(全体難)などもおすすめです。この段階でも目標の地力帯前後で練習するのが基本です。
この辺りからはクリアランプにアシ易を挟むことも選択肢に入ります。モチベーション維持にも繋がりますし、何度も挑戦するきっかけにもなります。
また、地力B以下の曲についても、BPを減らしたり、スコアを意識して丁寧に押す練習もおこないましょう。地力Sの密度に慣れると、以前苦戦した曲の思いがけない場所が難しいことに気づいたり、以前苦戦した部分がすんなり捌けたりと、違った角度で見えてきます。
クロペンイージーまで
地力Sに一曲でもイージーがつけば特攻についてはアドバイスできることは殆どないです。自分で築いてきた今までと同じような方法で攻略しましょう。私は自分の能力と相談し、このタイミングで手首皿に転向しました。
クロペンについてですが、地力Sの中でも鍵盤力がトップクラスに求められます。挑戦時期だとエレクリやコンフィの1枚上に感じました。ただし、中盤のデニムが割れると後半の乱打も簡単になるためランダム譜面の難易度差が大きいことから、特攻していればいつか見えるときがきます。
ちなみに私のクロペン最小BPは68ですが配置次第で150とか普通に出ます。中盤のデニムは微割れが一番押しやすく、デニムが当たるとその後の12分縦連地帯が大体外れるのでデニムで残したゲージを横認識で死守しましょう。
クロペンと並行して、pp、コンフィ、エレクリあたりにも特攻して高密度への慣れをつけていきましょう。
また、冥と卑弥呼についても一度乱で挑戦してみれば、どこがどれぐらい難しいのかが理解できるようになっているはずです。
ここまで来れば皆伝を受ける上で必要な地力はついているはずです。地力を維持しつつ個別対策を進めましょう。
皆伝合格まで
この頃から本格的に皆伝対策をはじめました。だいたいクロペンイージーから1ヶ月半後に皆伝合格したため、もう少し早く対策を始めるべきだったとも思います。
クロペンにイージーがつくぐらいの地力があれば、その地力をキープしつつ皆伝の個別曲対策に入って良いです。大きく分けて以下の3つになります。
1.地力の維持
地力維持のために、簡単目の高速曲で丁寧な認識と運指速度の維持を、高難易度の高速曲で発狂のごまかし力をキープするようにしましょう。だいたい1日あたり5-10曲やれば十分です。埋めていないイージーハードランプがある場合はそちらを続けてもOKです。
私がよくプレイしていた練習曲
・GAIA
・NNRT
・Idola
・恋する宇宙戦争
・Close the world(†も)
・神謳 -RESONANCE-
・TOXIC VIBRATION
・Bad Maniacs
・KAISER PHOENIX
・お菓子の王国
・共鳴遊戯の華
・煉獄のエルフェリア
・Confiserie
・Chrono Diver -PENDULUMs-
・perditus†paradisus
2.連皿対策
連皿に関してはこちらの記事が参考になりました。
http://sitake.seesaa.net/article/258385550.html
灼熱を段位で抜けるだけであればこちらの記事の☆11までの皿曲のやりこみで十分です。
大きな目安としては☆10の皿曲が乱難で安定し、☆11の皿曲を全てハードできる程度です。
皿曲の練習は鍵盤と異なり、高難易度特攻よりも、☆10程度の簡単な皿曲を確実に処理したほうが効果が高いです。☆12でBP3桁だしつつイージー乱ノックをするよりも、☆10でBP一桁を狙う方が良いです。
皿について意識したことは
・8分以下の皿を叩くように回す(上手い人の音を聞くとわかります)
・8枚ぐらいまでの連皿については押しと引きを考える(逆にそれ以上は感覚)
・BADハマりした場合は一瞬皿を止める
・繰り返しプレイしてリズムを覚える(重要)
です。
☆12の皿については赤鮭、Watch2、Snake、Black、Level1はイージーしました。灼熱に挑む前に☆12の皿曲でたくさん皿を回しながら鍵盤をさばく感覚を覚える必要はありますが、ハードクリアまでは必要ないです。
一番重要なのは☆11までの皿を丁寧に回すことができる力です。
灼熱についてですが、私は小指皿で12鍵は左手、残りは右手で処理していました。トリルや縦連でも固定しました。
灼熱対策で有名なのはハンクラを聞いて皿を覚えることですが、私はあまり効果を感じませんでした。そもそも☆12の皿を一曲もハードしていないのに皿を覚えたところで回せませんし、、、。
おすすめは鍵盤を覚えることです。オートスクラッチで灼熱をプレイするとわかりますが、357鍵を片手で取れるようにするだけで一気に楽になります。また、トリル地帯の鍵盤のリズムを覚えて、皿は片手間に見るようにすると段位補正で耐えられるようになります。鍵盤がどのタイミングでどれぐらい降ってくるかがわかった上で20回ほど正規鏡でプレイすれば安定します。
実際に段位ゲージでプレイするときは回しすぎない、押しすぎないことが重要です。一度でも皆伝受験をするとステップアップで段位ゲージで灼熱をプレイすることができるのでそちらで実際に段位抜けできるか試すのも良いと思います。プレイするとわかりますがBP200ぐらいなら抜けられます。
私がよくプレイしていた練習曲
☆10
Red. by Full Metal Jacket
Red. by Jack Trance
BLACK.by X-Cross Fade
Snake Stick
199024club -Re:BounceKiller-
bass 2 bass
↑全て難乱安定させて、できればBP10代まで減らしましょう
☆11
naughty girl@Queen's Palace(A)
Wonder Bullfighter
灼熱Pt.2 Long Train Running(H)
↑全て難乱安定させて、BP30以下を狙えると良いです
SAMURAI-Scramble
IDC feat.REVERBEE (Mo'Cuts Ver)
Just a Little Smile
naughty girl@Queen's Palace(L)
↑良曲良皿ですが12に片足突っ込んだ難しさです、ハード安定できれば段位灼熱は余裕だと思います
☆12
・Red. by Full Metal Jacket
・BLACK.by X-Cross Fade
↑皿をたくさん回すスタミナと鍵盤を捌く感覚を掴んでました
・灼熱Beach Side Bunny
↑☆11までの皿が自信を持って回せるようになったらノックしましょう
3.低速対策
灼熱以外の皆伝曲は低速が含まれるため、ソフラン対策が必須でしたが、準備した上で対策をしないと効果が薄いように感じました。とはいえ皆伝曲の低速は通常BPMの1/2の変化が中心なので対策もシンプルです。
有名なソフラン対策は緑数字を普段の2倍にして☆8や☆9で練習をすることですが、その前に白数字を2倍にする練習をおすすめします。これにより目線固定の癖をつけられます。
緑数字は普段のままにして、白数字を普段の倍にすると、低速時にどこに目線を持ってくればよいかわかるのでおすすめです(例えば緑数字300サドプラ100の場合は緑数字300サドプラ550にすると、普段の半分の視界でプレイすることになります)。
この状態で☆11のquasarやBlue rainをプレイして目線を覚えてから緑数字2倍の練習をすると効果的です。
それと私は、この練習をしたときに、目線移動をした際にノーツが詰まっていて見にくいことに気づき、判定文字~判定ラインの間を広く取るために判定文字を変更しました。Heroic Verseの判定文字が主張が強くなく幅が少し細いためこれを使いました。
緑数字2倍の練習は☆8程度の簡単な曲から試してみましょう。自分の好きな曲中心で良いですが、できれば同時押しが多めの曲のほうが良いです。
☆10の同時押し曲がイージーで耐えられれば冥のBPM130までは100%維持できるはずなのでその辺りを目標にしましょう。
また、以下の練習曲で低速から加速への目線移動についても慣れておきましょう。
☆11
PARANOiA ~HADES~
Ah Hah Yeah(緑数字倍でスタートするとかなり難しいです)
ZETA~素数の世界と超越者~
EMERALDAS
☆12
PARANOiA ~HADES~
POSSESSION
Lethal Weapon
冥
最後に私の段位曲の最小BPを書きます。
エメラルダス:89
灼熱:180
卑弥呼:139
冥:105
受験条件としては最小BPが灼熱が150、卑弥呼が150、冥が120を切るぐらいが目安かと思います。エメラルダス100%抜け前提なら灼熱はもう少しBPは多くても良いです。
エメラルダスに関しては対策は必要ないです。正規鏡ともに押しやすいですが、100%に近いゲージで抜けるために乱で何度かプレイしCNや連皿のタイミングをなんとなく覚えるだけで十分かと思います。
灼熱は対策必須ですが、先程書いた連皿対策以上のことは私もわかりません。灼熱は癖が付きにくいのであまり心配しなくて良いと思います。
卑弥呼については最後のギアチェン以外は対策は不要だと思います。☆11で卑弥呼Hをハードしていれば、縦連地帯のリズムにもそこまで苦戦しません。あそこは地力があれば横認識の徹底で耐えられます。
ギアチェンは最後の皿複合までをしっかり叩き切ったあとに最速でギアチェンすると10-20%の段位ゲージ損失で抜けられます。あえて皿複合のときにギアチェンを意識しないのがポイントだと思います。↓私が参考にしたギアチェン動画です
冥については、前半が縦に詰まった譜面になっていて中盤の低加速地帯はわけがわからないかと思います。
前半の縦に詰まった部分は☆11のS乱(Love is EternityやHarmony and Lovelyなど)や☆12のReunionやTOXIC VIBRATIONをひたすら横に認識する練習をしました。
中盤の低速加速地帯については、BPM200→100→(BPM10ずつ上昇)→200と変化するとんでもない地帯です。加速のBPM130までは後述する低速対策でしっかり押し、それ以降は地力でゴリ押ししましょう。下手に縦連や階段のあんみつを意識せず横認識で叩きよく分からないまま逃げ切るのがおすすめです。乱ノックでは以下の点を意識していました。加速の目線移動だけは冥独特の対策になるのでこればかりは冥で慣れましょう。
・前半はとにかく横認識して繋ぐ、以降常に横認識
・低速に入ったタイミングで目線を変える、最初の数ノーツで低速に慣れる
・BPM130まではとにかく繋ぐ&130で目線を少し上げる
・BPM170あたりで目線を普段の位置に戻す(皿が増える辺りです)
・残りの発狂を押せるだけ押す
・ウイニングラン地帯はBPを減らす
BP130まででゲージを100%に持っていくことがとにかく重要です。
ウイニングランでイージーゲージが保てない人はmosaicなどの同時押しの練習に戻りましょう。私はウイニングランで普通にアシ易落ちしていました。
段位ゲージについて
検索すれば詳細な仕様が出てきますが、大体の目安でイージーゲージで2%割らない楽曲ならば段位ゲージでは間違いなく落ちません。段位ゲージの回復はイージーより厳しくて、減少はイージーよりも緩いです。特に30%以降の補正がかかってからは本当にゆるいです。たしか8ノーツ黃グレで拾って1ノーツ見逃しでトントンぐらいのはずです。
皆伝取得時のランプ状況
イージーはある程度難易度周回していましたが、ハードに関しては気が向いたときに埋める程度だったので参考にならないかもしれません。個人差曲もほとんどやっていないです。B+以下は省略し、地力A以上のみの掲載になります。
・イージー
・ハード
ランプ更新履歴(撮影したリザルトのみ)
参考になるかもしれないので自分がこれは頑張ったと思い写真を取ったリザルトを時系列順に並べました。
イージー
2020年
3/25 refrain
4/4 Super rush
4/4 Valanga
4/4 AA rebuild
4/6 Hollywood galaxy
4/6 津軽雪
4/12 twelfth style
6/25 赤鮭
6/26 Snake
7/9 中伝合格
7/10 Blue Rain
7/12 仮想空間
7/28 天空の夜明け
8/11 Despair of ELFERIA
8/15 Life is ナカタ
8/21 Bad Maniacs
8/22 199024club -リバウンス
8/28 ハエレ
8/31 Initiation
9/3 Ancient scapes†
9/20 The Chase
10/10 Black by
10/15 NZM
10/15 Almagest
10/30 EBONY & IVORY†
10/30 共鳴遊戯の華
10/30 Timepiece phaseⅡ(CN)
11/16 Elemental Creation(アシ易)
11/18 perditus†paradisus(アシ易)
11/18 CHRONO DIVER -NORNIR-†
12/12 perditus†paradisus
12/29 煉獄のエルフェリア
2021年
2/1 Sigmund(アシ易)
2/3 Chrono Diver -PENDULUMs-(アシ易)
2/3 Confiserie(アシ易)
2/28 がっつり陰キャ
~ここから手首皿転向~
3/14 Secrets†
3/14 シムルグ
3/15 EROICA
3/21 千年の理†
3/25 Go Ahead
3/26 Confiserie
3/26 嘆きの樹
3/28 Chrono Diver -PENDULUMs-
3/28 EMERALDAS
4/2 卑弥呼(アシ易)
4/7 KAISER PHOENIX†
4/9 Elemental Creation
4/14 駅猫のワルツ
4/14 焔極OVERKILL
4/19 Carmina(アシ易)
4/22 MEGAERA
4/22 皆伝受験1回目
4/23 Sigmund
4/26 皆伝受験2回目
5/3 PARANOiA ~HADES~
5/5皆伝合格
ハード
2020年
9/17 POSSESSION
10/2 リトスマ
10/25 Close the world
11/16 God Speed
11/26 仮想空間
12/4 Hollywood galaxy
12/22 Blue Rain
12/27 ビタチョコ
2021年
1/2 G59
1/3 津軽雪
2/13 Snakey Kung-fu
2/22 Triple Counter
2/26 StrayedCatz
~ここから手首皿転向~
3/18 Bad Maniacs
3/25 天空の夜明け
3/26 Secrets†
3/27 fallen leaves
3/28 quell
3/31 MENDES
3/31 DORNWALD Junge
4/1 煉獄のエルフェリア
4/3 reunion
4/3 Colorful Cookie←????????????
4/14 ∀
4/17 ECHIDNA
4/22 共鳴遊戯の華
4/22 皆伝受験1回目
4/26 皆伝受験2回目
5/1 Contract†
5/5皆伝合格
おわりに
気づいたら10000文字近く書いてしまいました。ここまで読んだくれた人、本当にありがとうございました。
現代のコンテンツの消費速度の速さの中で、真逆のスタイルである一つの趣味にとことん打ち込むというのは難しいかもしれませんが皆伝を取得した喜びはちょっとの努力では達成できないため何者にも代えがたいです。ぜひ目指しましょう。
次は☆12全緑か、アリーナをやりこむかに進もうと思います。